サーバーの移転作業記録12 完了!

サーバーの移転作業記録11の続きです。

前の会社に、ネームサーバーの変更手続きを依頼しました。これでネット上に、新サイトが表示されるはずです。ただ、ネームサーバーを変更してから、実際に反映されるまでは、時間がかかります。特にすることもないので、後は待つだけです。

手続きを依頼してから丸一日経過した頃、ついにネット上でも新サイトが表示されました。今のPCではhostsファイルを編集して新サイトが表示されるようにしていたのですが、昔のPCでも、新サイトの表示を確認しました。hostsファイルの内容を元に戻し、そちらでも新サイトが表示されることを確認します。

スマホでも確認して、サイトの表示に問題がないことをチェックします。これでようやく、サーバーの移転作業はひとまず完了しました。

後はドメインの譲渡手続きがありますが、こちらは緊急ではないので、ゆっくりと進めていきます。とりあえず、サイト運営ができる状態にはなりました。

6月2日にサーバー事業終了のメールを受け取り、翌6月3日から移転先を探し始め、新しいサーバー会社と6月6日に契約しました(最初はお試し登録で、その後36ヶ月前払いで契約)。そこから四苦八苦しながら移転作業を進め、6月13日に完了しました。移転作業自体は、一週間ぐらいかかった事になります。

サーバーを移転して、ソフトを最新バージョンに変更したことにより、サイトの表示がとてもスムーズになりました。これまではサイトに繋がりにくかったり、繋がらなかったりすることが度々発生していたのですが、今現在の時点では、以前と比べてとてもスムーズに表示されています。

結果論ではありますが、サイト全体の品質が向上し、とても良くなったと感じています。また、色々と勉強になりました。色々悩んだりもしましたが、いい経験になったと思います。

この先、新しくなった、古本とDVDの中古屋のショップサイトを、よろしくお願いします!

サーバーの移転作業記録11 サイト表示の切り替え

サーバーの移転作業記録10の続きです。

新しいサーバーに移転して、サイトを再構築する作業は完了しました。色々テストしましたが、今の時点では不具合は出ていません。

ネット上では、この時点では旧サイトが表示されています。最後はこの表示を、新サイトに切り替えるだけです。

表示の切り替えですが、新サイトに「サーバー切り替えのマニュアル」がありまして、そちらを参照します。また私自身、少し前に前のレンタルサーバー会社内でのサーバー移転を経験しています。その為、作業はすぐに理解できました。

その作業は、ネームサーバーの変更手続きになります。今までの作業は自分で行ってきましたが、この手続きは前の会社に依頼しないといけないみたいです。

前の会社のサーバー管理画面で、ネームサーバーの変更手続きはできるようになってはいるのですが、以前の社内でのサーバー切り替えの際、手順に従って数値を変更しても反映されませんでした。運営とやりとりをした結果、「管理画面の数値を変更しても反映されません」ということでした。そして、会社の人が数値を変更した事があります。

今回も自分でネームサーバーの数値を変更したのですが、反映されない可能性が高いです。その為、会社の方でも確認して、反映されるように数値を変更していただくよう、メールで連絡しました。

ただ、ここでは不安があります。ここ最近、別件で何度か問い合わせをしたことがあるのですが、返事が全く返ってきません。サーバー事業を廃止するので、完全に顧客のサポートを放棄してるみたいです。その為今回の移転作業でも、前の会社は全くあてにせず、自分ひとりで作業をしてきました。新しいサーバー会社の方は1日以内に回答が来るので、そちらに問い合わせはしました。

今回は、問い合わせではなく、前の会社にやってもらう作業になります。この作業をして貰わないと、新サイトがネット上に表示されず、どうしようもありません。その為、最初のメールを送った翌日に、再度メールを送りました。そちらでは、「ここ最近は問い合わせても全く返事がないこと」「この作業は絶対必要なので、責任を持って大至急対応してください」と記載しました。

そうしたところ、ようやく回答が来ました。やはり自分で数値を変更しても反映されず、会社の方で手続きしないとダメみたいです。すぐに変更するように依頼しまして、同時に使用しているドメインの譲渡手続きも依頼しました。

続きます。

サーバーの移転作業記録10 WordPlessの移行

サーバーの移転作業記録9の続きです。

EC-CUBEの移転作業は完了しました。メインコンテンツが何とかなったので、これで移行作業の山場は超えましたが、続いてWordPlessの移行作業を開始します。

EC-CUBEをプラグインを利用して移行したので、WordPlessも同じようなプラグインはないかと思い、探したところ、すぐに見つかりました。「All-in-One WP Migration」というプラグインで、EC-CUBEと同様に、旧サイトからデータを取り出し、新サイトにアップロードします。

作業自体は、EC-CUBEの移行と似ています。まず旧サイトのWordPlessにプラグインを導入して、データをエクスポートしてダウンロードします。続いて新サイトに、WordPlessを新規インストールします。サーバーの方で、WordPlessの簡単インストール機能があるので、すぐに完了します。

新サイトのWordPlessにプラグインを導入して、ダウンロードしたデータをアップロードします。確認したところ、すぐに反映されていました。

画像の処理はどうなっているのか不明ですが、今までの記事では画像ファイルは掲載していなかったので、作業はこれで終了です。

サイトの移転作業は、これで完了しました。後はネット上で、旧サイトの表示を新サイトに切り替えればOKです。

続きます。

サーバーの移転作業記録9 EC-CUBEの移行完了!

こんにちは。サーバーの移転作業記録8の続きです。

色々と苦労しましたが、何とかログイン問題を解決できました。これで今回の移行作業の山場は、何とか超えました。

EC-CUBEの管理画面で、設定を開始します。プラグインで旧サイトのデータを移行しているので、商品データや会員情報などは、そのまま引き継がれています。ただ、引き継がれていないのもありますので、そちらを設定していきます。

まずは商品画像です。プラグインでは移行されないので、手動で移動する必要があります。私の場合、これは簡単にできました。前回の記事でも書きましたが、今まで新規商品を登録する際、商品データをCSVファイルで作成して、商品画像はFTPソフトを使ってアップロードしてきました。その為同じ要領で、FTPソフトで商品画像が入っているフォルダにアクセスして、全画像をダウンロードします。続いて新サイトの画像用フォルダにアクセスして、画像をアップロードします。これで、商品画像が反映されました。

続いて、レイアウトの編集です。今の時点では、デフォルトのページ構成になっています。こちらも、前のサイトを作成したり、その後修正したりで経験があるので、難しくはないです。前のPCで旧サイトを表示して、それを参照しながらレイアウトを構成していきました。

続いて、基本情報の編集です。ストア情報等の編集ですが、こちらも旧サイトを表示して、参照しながら作っていきます。これらの作業は基本的に内容のコピーなので、これまでのように答えを探す作業に比べると、全然楽です。

続いて、プラグインの導入です。前のサイトではいくつかのプラグインを使っていたので、新しいサイトでも使えそうなプラグインは使っていきます。ただ今回、EC-CUBEのバージョンが3.0.15から4.2.1に変わりました。プラグインは、3系と4系では互換性がない場合が多いです。

新サイトでは、プラグインでなくデフォルトの機能に組み込まれたのもありますし、似たような機能のプラグインがある場合もあるので、大半は何とかなったのですが、残念ながら、一部の機能は使えなくなりました。これはまあ、仕方ありません。代わりに、新たな機能のプラグインを導入することもできました。

これで、基本的な移行作業は終了です。細かい部分で色々と修正が必要かも知れませんが、それらは実際に運用してから対応します。

基本的な移行作業は終わりました。途中どうなるか不安になるときもありましたが、何とか無事に終わってほっとしました。膨大な作業も、3万3000円を支払う必要もなく、とても良かったです。また結果論ですが、EC-CUBEのバージョンを最新版にすることができました。

次はWordPressの移行ですが、こちらは元々当サイトのおまけみたいなものですので、心配はしていません。

続きます。

サーバーの移転作業記録8 EC-CUBE4系移行用バックアッププラグインを使用してログインできない場合の対処法

サーバーの移転作業記録7の続きです。

ようやく一番の山場は乗り越えましたが、相当苦労しました。サポートが一切ないのも原因ですが、そもそも解決方法が発見できるとも限らない、という状況があります。

ただ今回の場合、同じようなケースが多発しているみたいなので、私のやった対処方法も残しておいた方が良さそうです。そこで私が参照したスレッドに、投稿しました。

https://xoops.ec-cube.net/modules/newbb/viewtopic.php?forum=11&post_id=109368&topic_id=27127

上記のスレッドに書き込みました。以下、書き込みの内容です。

EC-CUBE4系移行用バックアッププラグインを使用してログインできない場合の対処法

私もEC-CUBE4系移行用バックアッププラグインを使用してEC-CUBE3.0.15から4.2.1にデータを移行しましたが、ログインができずに非常に苦労しました。
こちらのスレッドも参考にしたのですが、わかりにくかったです。
最終的に何とかなったのですが、同じような人のために私の場合の対処方法を記載しておきます。

このプラグインを導入して、有効化するまでは問題ありませんが、プラグインの機能を使って旧サイトのデータ(tar.gz)をアップロードすると、ログインできなくなります。
旧サイトのデータは、別のプラグイン(EC-CUBE4系移行用バックアッププラグイン(3.0系))を旧サイトに導入して、作成しました。

私の場合、auth_magicの値変更で対応しましたが、その手順を記載します。

ftpソフトを使って、旧サイトのデータにアクセスします。
/app/config/eccubeにある、config.ymlファイルを参照します。
(ソフトの編集で開けました)。

一番上にある、auth_magic:の値をコピーします。

続いて、同じくftpソフトを使って新サイトのデータにアクセスします。
インストールフォルダのトップページ(/html)にある、.envファイルを参照します。
(こちらもソフトの編集で開けました)。
一番下の、ECCUBE_AUTH_MAGIC=の値を、先程コピーした値に置き換えます。
こちらはデータを書き換えるので、事前に元の.envファイルをダウンロードして、バックアップしておいた方がいいです。

私の場合は、これで旧サイトのパスワードでログインできました。
場合によっては、キャッシュの削除などが必要かも知れません。

続いて画像ですが、こちらも手動でアップしなければいけません。
ただ私の場合、こちらは割と簡単でした。

まずftpソフトを使って、旧サイトのデータにアクセスします。
/html/upload/save_image
ここのフォルダに商品画像がありますので、全部ダウンロードします。

続いて、新サイトのデータにアクセスします。
/html/html/upload/save_image
このフォルダに、ダウンロードした画像をアップロードします。

これで商品画像が反映されました。

上記は、EC-CUBE3.0.15からEC-CUBE4.2.1への変更の場合です。

EC-CUBE自体無料ですし、この移行用バックアッププラグインも無料です。これらのおかげでとても助かりましたので、感謝はしているのですが、
私のようにプログラムにそれ程詳しくない人が導入するケースも多いと思われます。
その為、何らかの形で、素人にもわかりやすい解説ができればありがたいです。
(私の場合、変更するファイルが.envファイルと気がつかず、eccube.yamlファイルの方のauth_magicの値を変更していました。)

以上が書き込みです。上記にも書いてありますが、ログイン問題の解決の他に、商品画像も別途移動する必要があります。ただこれは簡単でした。普段からFTPソフトを使って商品画像をアップロードしているので手慣れています。旧サイトから該当フォルダ内の画像をすべてダウンロードして、新サイトの該当フォルダにアップロードするだけです。これだけで、商品画像が反映されました。

続きます。

サーバーの移転作業記録7 EC-CUBEデータ移行プラグインでログインできない

サーバーの移転作業記録6の続きです。

EC-CUBEのデータ移行プラグインを使って旧サイトのデータを移動しようとしたところ、いきなりログインできなくなってしまいました。新サイト・旧サイトいずれのEC-CUBEのID・パスワードが通りません。これでまたもや行き詰まってしまいました。

何度か説明していますが、EC-CUBEは無料で使えますが、代わりにサポートが一切ありません。困ったときは、自力で解決する必要があります。一方データ移行プラグインも無料なので、同じくサポートがありません。

解決策を求めてネットで検索すると、同じようなケースが多発していることが分かりました。プラグインを提供している会社は「EC-CUBEの開発コミュニティで相談してください」と完全に投げっぱなしです。まあ無料なので、文句は言えません。

とはいえ、この状況を打開しないと、またもや3万3000円払ってサイト移行を頼むか、手動でデータを登録し直すかの二択に戻ります。そこでさらに検索を続け、開発コミュニティで同じケースのスレッドを見つけました。

早速参照しますが、2種類の方法があるみたいです。ただどちらも、プログラムのコードを変更する、結構専門的な内容です。と言っても他に方法はないので、試すしかありません。

一つ目の方法は、「管理画面のパスワードを忘れたときに暗号化されたパスワードでログインする」方法です。記載されている手順に従ってコードを編集し、データベースのパスワードを確認して入力しますが、何回やってもうまくいきません。こちらの手段は使えないみたいです。

二つ目の方法は、auth_magicの値を編集する方法です。スレッドでは、こちらの方法で美味くいったと報告がありました。旧サイトのauth_magicの値を新サイトのauth_magicの値に上書きすることで、旧サイトのパスワードでログインできるみたいです。

早速旧サイトのデータを探し、auth_magicの値を見つけてそれをコピー、新サイトの値に上書きしますが、うまくいきません。スレッドでは、「キャッシュクリアしたら「auth_magic」の方で解決できました!」とあるので、ファイル操作でキャッシュを削除すると、今度はログインページ自体に繋がらなくなってしまいました、仕方なので、EC-CUBE自体を一旦アンイントールして、最初からやり直しました。

いくらやってもうまくいかず、「いよいよダメかな?」と思ったとき、ふと「auth_magic」のファイルが違っているのではないか?と考えました。そのように考えてさらに色々と調べて所、やはり別の場所のファイルをずっと編集していたことが分かりました。これでようやく、解決の糸口が見えました。

正しい場所のauth_magicの値を編集、上書きして、旧サイトのIDとパスワードを試すと、無事にログインできました。これで一番の山場は乗り越えました。

続きます

サーバーの移転作業記録6 EC-CUBEのデータ移行とトラブル

サーバーの移転作業記録5の続きです。

サイトの移行がうまくいかないで行き詰まりましたが、別の方法が見つかりました。新たにEC-CUBEをインストールして、プラグインを使って旧サーバーのデータを移行する方法です。

まずは一旦、新サーバーにアップロードしたデータを全て削除します。これで、WordPressのデータも、EC-CUBEのデータもなくなりました。データベースも削除します。

続いて、PHPのバージョンを変更します。旧サイトのEC-CUBE3はPHP7.2までしか対応していませんが、新規にインストールするEC-CUBEは、最新版の4.2.1になります。PHP8.1まで対応しているので、そちらに変更します。

続いて、EC-CUBEを新規インストールします。新サーバーのEC-CUBE簡単インストール機能を使い、あっという間に完了しました。データベースは自動的に作成されます。ここに、旧サーバーのデータを移行します。

まずは、プラグインを導入します。「データ移行プラグイン(4.2系)」でして、無料で使用できます。続いて、旧サーバーにアクセスします。前の記事に書きましたが、こちらは昔のPCでアクセスします。

この旧サーバーのEC-CUBEにも、プラグインを導入します。導入するのは、「EC-CUBE4系移行用バックアッププラグイン(3.0系)」でして、これは旧サイトからデータを取り出すプラグインです。こちらも無料です。

プラグインを導入して、データのダウンロードを実行すると、あっという間に移行用データが出来上がりました。これを手動で作成する手間暇を考えると、ものすごく貴重な物です。このデータをダウンロードしまして、ファイル共有で昔のPCから今のPCに移動します。

続いて、新サーバーのEC-CUBEにデータをアップロードします。これで無事に完了、のはずでしたが、ここでも大きな障害が発生しました。ある意味、今回の作業で一番の山場かも知れません。

データをアップロードした瞬間、いきなりEC-CUBEの管理画面のログインを求められました。当然設定したIDとパスを入力しますが、「IDかパスワードが違います」という理由で入れません。数回試しましたが、いずれも失敗です。もしかすると、旧サーバーのEC-CUBEのIDとパスかも知れないと思い、そちらを入力しますが、やはり失敗します。そうやって試している内に、「入力回数が多すぎます。30分後に再度試してください」のメッセージが出て入力自体ができなくなってしまいました。

新サーバー・旧サーバー両方のIDとパスワードが使えないとなると、打つ手がありません。再び行き詰まってしまいました。

続きます。

サーバーの移転作業記録5 別の方法を考える

サーバーの移転作業記録4の続きです。

EC-CUBEのサイトが表示されないことで、完全に行き詰まってしまいました。私のサイトですが、WordPressはおまけみたいなもので、EC-CUBEのショップサイトがメインコンテンツになります。その為、EC-CUBEの移行がうまくいかないと、どうしようもありません。

当然様々な方法を試して、ネット上で色々検索してみたのですが、どの方法を試してもうまくいかず、結局自力でサイト移行をするのは無理、と判断しました。

さてそうなると、別の方法を考えなければなりません。新サーバーの会社では、オプションとしてサーバー移行の作業代行サービスというのがあります。ただ、こちらは3万3000円の費用がかかります。人によってはたいした金額ではないかも知れませんが、私にとってはそれなりの大金です。そもそも、大半の作業は自分でやったのに、最後の問題解決だけのためにそれだけの費用を払うのは、もったいない気がします。その為、こちらは最終手段とします。

続いて考えたのは、新サーバーにEC-CUBEを新規インストールして、手動でデータを移行する方法です。新サーバーでは、EC-CUBEの簡単インストール機能がありまして、簡単に導入できます。こちらですと、問題なくサイトが表示されるでしょうし、またEC-CUBE自体も最新版になります。

但し、手動でデータを移行するとなると、膨大な手間暇がかかります。商品データの登録・商品画像の撮影、会員情報の登録など、どれだけの作業量になるのか、想像もつきません。その為、しばらくの間、3万3000円と膨大な手間暇を天秤にかけ、どちらにするか考えました。

その後しばらくして、データを移動するEC-CUBEのプラグインはないか?と思い立ちました。早速探したところ、すぐにぴったりのプラグインを発見しました。「データ移行プラグイン(4.2系)」というもので、商品や会員等のデータを移行できます。旧サイトのEC-CUBEのバージョンは3.0.15で、新サイトの最新バージョンは4.2.1なのですが、問題なく使えるそうです。しかも、無料で使えるみたいです。というわけで、このプラグインを使ってサイトを構築することにしました。

続きます。

サーバーの移転作業記録4 サイトが表示されない

サーバーの移転作業記録3の続きです。

データとデータベースの移動作業は完了しました。続いて、サイトの確認になります。しかし、urlが旧サイトと新サイトが同じなので、普通だと旧サイトが表示されます。その為に、新サイトでは、動作確認用urlというのがあります。

と思ったら、この動作確認用urlは、WordPressみたいなサイトには使えないみたいです。EC-CUBEは不明ですが、どちらもデータベースを使用しているので、使えないと見た方が良さそうです。そういう時の為に、もう一つの方法が記載されていました。

それは自分のPCの中の、hostsファイルというのを編集する方法です。指定されたコードを追加することで、新サイトが表示されるようになります。ただしそうなると、旧サイトは表示されなくなり、旧サイトのWordPressやEC-CUBEの管理画面にもアクセスできなくなります。

そういう場合は普通ですと、必要に応じて、hostsファイルの編集を繰り返して切り替えるのでしょう。ただ私の場合、常に予備のPCを常備しています。これは今使用しているPCの前に使っていた昔のPCで、普段は使っていないのですが、緊急時の予備としてそばに置き、ネットにも接続しています。また新PCともファイル共用できますので、データのやりとりもできます。その為今回の作業では、新サイトの確認や作業は新PCで、旧サイトの確認や作業は昔のPCで行い、必要に応じてデータのやりとりをしました。

さて、そうやって新サイトの確認が可能になったので、早速確認します。まずはWordPressで作成したページですが、普通に表示されました。こちらは問題なさそうです。

続いてEC-CUBEのネットショップのurlを確認しますが、表示されません。管理画面用のurlも確認しましたが、やはり表示されません。つまり、移行がうまくいっていません。

その後色々と調べて、いくつかの方法も試したのですが、どうしてもうまくいきません。前述したとおり、EC-CUBEはサポートが一切ないので、こういうときは自分で解決しなければなりません。おまけに前のレンタルサーバーの会社も、サポートを放棄しているみたいなので、全く頼りになりません。この時点で、完全に行き詰まってしまいました。

続きます。

サーバーの移転作業記録3 サイトの移動を試みる2

サーバーの移転作業記録2の続きです。

データの移動作業を開始します。まずは、FTPソフトを用意します。これは自分のPCとサーバー間のデータのやりとりをするソフトで、EC-CUBEで商品画像をサーバーにアップロードするのに使用しているので、使い慣れています。今回は、サーバーの全データをPCにダウンロードして、その後PCから新サーバーにアップロードします。

旧サーバーに接続して、全データをダウンロードします。全部で3GBぐらいなのですぐに終わると思ったのですが、途中でいきなり転送速度が遅くなり、ほとんど動かなくなってしまいました。

FTPソフトの表示画面から、問題の箇所とファイル名を特定して、調べます。そうすると、EC-CUBEの特定のフォルダ内にキャッシュファイルが大量に有り、それが原因みたいです。調べた限り、必要な物ではないみたいなので、そのフォルダを旧サーバーの別の場所に移動して、それ以外のファイルを再度ダウンロードします。

今度はうまくいきました。後で調べると、フォルダ内にキャッシュファイルが数十万個もありました。これはソフトのバグなのでしょうか?続いて、ダウンロードしたデータを新サーバーにアップロードします。

アップロードですが、場所を間違えないようにします。旧サーバーでは、ユーザーが使用するフォルダのトップはhttpdocsというフォルダ名でしたが、新サーバーではtyuukoya.comフォルダ(設定したドメイン名のフォルダ名)の中の、public_htmlフォルダ名になります。こちらに全データをアップロードします。

アップロードは無事に完了しました。データ自体は、これで移行完了です。私のサイトでは、EC-CUBEとWordPressを導入していますが、二つともデータベースを使用しています。その為、データベースも移動する必要があります。

旧サーバーの管理画面にアクセスしまして、データベースのMYSQLの項目を開きます。そこでデータベースのエクスポート機能を使って、データをダウンロードします。続いて新サーバーのデータベースのMYSQLの項目に行き、新しいデータベースを2個作成します。

次に、ダウンロードしたデータをインポートします。これも、データベースのインポート機能を使ってすぐにできます。理論上は、これでサイトの移行は完了になります。次は、サイトの確認になります。

続きます。