サーバーの移転作業記録6 EC-CUBEのデータ移行とトラブル

サーバーの移転作業記録5の続きです。

サイトの移行がうまくいかないで行き詰まりましたが、別の方法が見つかりました。新たにEC-CUBEをインストールして、プラグインを使って旧サーバーのデータを移行する方法です。

まずは一旦、新サーバーにアップロードしたデータを全て削除します。これで、WordPressのデータも、EC-CUBEのデータもなくなりました。データベースも削除します。

続いて、PHPのバージョンを変更します。旧サイトのEC-CUBE3はPHP7.2までしか対応していませんが、新規にインストールするEC-CUBEは、最新版の4.2.1になります。PHP8.1まで対応しているので、そちらに変更します。

続いて、EC-CUBEを新規インストールします。新サーバーのEC-CUBE簡単インストール機能を使い、あっという間に完了しました。データベースは自動的に作成されます。ここに、旧サーバーのデータを移行します。

まずは、プラグインを導入します。「データ移行プラグイン(4.2系)」でして、無料で使用できます。続いて、旧サーバーにアクセスします。前の記事に書きましたが、こちらは昔のPCでアクセスします。

この旧サーバーのEC-CUBEにも、プラグインを導入します。導入するのは、「EC-CUBE4系移行用バックアッププラグイン(3.0系)」でして、これは旧サイトからデータを取り出すプラグインです。こちらも無料です。

プラグインを導入して、データのダウンロードを実行すると、あっという間に移行用データが出来上がりました。これを手動で作成する手間暇を考えると、ものすごく貴重な物です。このデータをダウンロードしまして、ファイル共有で昔のPCから今のPCに移動します。

続いて、新サーバーのEC-CUBEにデータをアップロードします。これで無事に完了、のはずでしたが、ここでも大きな障害が発生しました。ある意味、今回の作業で一番の山場かも知れません。

データをアップロードした瞬間、いきなりEC-CUBEの管理画面のログインを求められました。当然設定したIDとパスを入力しますが、「IDかパスワードが違います」という理由で入れません。数回試しましたが、いずれも失敗です。もしかすると、旧サーバーのEC-CUBEのIDとパスかも知れないと思い、そちらを入力しますが、やはり失敗します。そうやって試している内に、「入力回数が多すぎます。30分後に再度試してください」のメッセージが出て入力自体ができなくなってしまいました。

新サーバー・旧サーバー両方のIDとパスワードが使えないとなると、打つ手がありません。再び行き詰まってしまいました。

続きます。